のし袋の表書き

神社でご祈祷を受ける

神社でご祈祷を受ける際の表書きは、初穂料、あるいは玉串料と書きます。

今ではお金をお包みすることが一般的になりましたが、昔は実りの秋には神さまに感謝の気持ちを込めて、その年の最初に実った稲穂を神さまにお供えしていました。野菜や果物、魚などの初物も同じで、初穂という言葉はここから始まっているのです。

玉串料は、榊の枝に紙垂(白い紙)を結びつけたもので、神社でご祈祷をする際に神前に奉る玉串からきています。

内祝いとお返し

内祝いとは、自分の家の祝いごとを、身内と、ごく親しい人との間でお祝いすることで、喜びごとの報告をするものです。

お祝いをいただいた方にはお返しをしますが、いただいた金額の半分から3分の1を目安にして、現金ではなく品物でお返しするのが一般的です。表書きは「内祝」とし、子供の名前を書きます。

進物の包み紙や、祝儀袋、不祝儀袋の水引には蝶結びと結び切りのものがあります。蝶結びはその紐が何度でも使えることから、何度あってもよい出産祝い等のお祝い事の時に、結び切りは、その紐は一回しか使えないことから結婚式や葬式の時に使います。

神葬祭に参列する

白黒の水引を選び、表書きは「玉串料」あるいは「御霊前」と書きます。市販のものには蓮の絵がついた仏式用が多いようですが、それがないものを選びましょう。

包みの裏の上下のたたみ方は、弔辞では上の折り返しを上にして、目を伏せた悲しみの状態を表します。(慶事の場合は逆に、ますます運が上がりますようにと、下側の折り返しを上にします。)

年祭に参列する場合の包みも、「玉串料」と書きます。