境内のご案内

社号標

昭和43年9月10日 半沢和夫様・半沢ムメノ様・半沢達様・半沢光子様奉納
第18代北海道神宮宮司 佐伯芳彦氏書

鳥居(表参道)

昭和40年9月15日 上手稲神社造営奉賛会奉納

神社の入口の門を鳥居といいます。どうして鳥居と言うかは「通り入る」がつまったものとか「鶏の宿りー止まり木」などいろいろな説があります。形も色々あり、上手稲神社の鳥居は神明鳥居ですが、他にも明神鳥居・春日鳥居・八幡鳥居などがあります。

鳥居(裏参道)

昭和47年9月吉日 森脇幸作様・白井栄麿様・森脇保太郎様奉納

国旗掲揚塔

昭和45年9月10日 小山雄太郎様奉納

燈籠

鳥居側 昭和40年9月15日 上手稲神社造営奉賛会奉納
社殿側 昭和6年4月20日 半沢勇様・吉川庄太様奉納

神様におあかりをたてまつるために火をともす器具を燈籠といいます。色々な形がありますが、拝殿には釣燈籠が有ります。

手水舎

昭和40年9月15日 株式会社 山本組奉納

昔は神社のそばの川で水浴をして心身を洗い清めてから参拝しましたが、それを簡略化したものが手水です。手を洗い口をすすぐことによって、心も洗い清め、さっぱりとしたすがすがしい気持ちでお参りしましょう。

  1. 右手で水をくんで左手を洗う。
  2. 次にひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗う。
  3. 再びひしゃくを右手に持ち替えて、左手に水をためその水で口をすすぐ。
  4. 右手で左手を洗う。
  5. 最後にひしゃくを立てて柄に水を流して洗ってから伏せて置く。

狛犬

神社の守護と魔除のために置かれています。神社に向かって右が口を開けていて、左が口を閉ざしていますが、阿吽あうんといってこの二つで一対になっています。「あうんの呼吸」はここから来ており、又生まれた時に発する「あ」から亡くなる時の「うん」で、人の一生を表しているとも言われています。

御影石狛犬

子取り玉とりの蹴鞠を配していることから、「コンサドーレ札幌十周年」「白い恋人発売三十周年」を記念して球技上達・文武両道との願いを込めて創祀百三十年の節目の年の9月17日除幕式を執り行い奉納されました。

創祀百四十年記念碑

平成28年建立

開拓、創祀百四十年の記念すべき年にあたり、碑全体の形で開拓の「開」を表しその中に「たま」を据えて、今日までの開拓者の功績を讃える。
尚その形状は、鳥居の中を昇ってくる「初日の出」の様にて、御祭神の御神徳、日の大神の恵みに感謝し、更なる郷土の御栄を願うものである。

明治九年小祠建立し開拓の鍬を入れてより 昭和四拾年この地に遷座し 茲に今日の繁栄をみては 先人の尊い開拓魂の結集の賜である郷土を築き守り伝えてきた先人のその功績と遺徳を偲び 記念碑を建立す

昭和40年9月15日 上手稲神社造営奉賛会奉納
平成13年9月2日  政岡キ江様奉納

鈴は「音の清やかさ」から名づけられたとされ、神慮をお慰めすると同じに、清やかな音色によって拝む人の心をすがすがしくさせてくれ、又、その音色によって心願成就を占います。鈴は神社の拝殿の前の他、みこしや舞の神楽鈴などがあります。

参拝の作法

  1. 軽く一礼をする
  2. 2度深く礼をする(二拝)
  3. 2度拍手を打つ(先に両手を会わせ、右手を少し引いてから拍手を打つ)(二拍手)
  4. 1度深く礼をする(一拝)
  5. 軽く一礼をして下がる

一口メモ 玉串拝礼の作法について

社殿

昭和40年9月15日 上手稲神社造営奉賛会奉納

神聖な神社の境内でも特に他の場所とは区別されていて、神様のお鎮まりになる「本殿」と、参拝者が拝む「拝殿」、本殿と拝殿の間をつなぐ「幣殿」から成っています。鳥居と同じように色々な建築形式がありますが、上手稲神社は「神明造」といいます。

授与所

平成6年11月23日  江戸富雄様・江戸俊幸様奉納

「お札」・「お守り」などを頒布します。どちらも神様の霊を分けてもらった分霊で、神様のご加護を願いますが、日々の努力を怠らず幸福を招く様に祈りましょう。又「おみくじ」の吉凶の順番は各神社によって異なりますが、上手稲神社のものは 「大吉→中吉→吉→小吉→末吉→凶」です。

社務所

平成2年6月25日 上手稲神社建設期成会奉納

社務所2階に掲示された奉賛者1,403名の氏子・崇敬者により建設された社務所は、事務をとる他、地元の方々にもご利用頂けますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

古神札奉納所

古いお札などを1月15日の古神札焼納祭(どんど焼き神事)に焚き上げるために奉納する場所です。一年間にわたってお護り頂いたお札・お守りなどは、感謝の気持ちを添えてお納め下さい。

牛馬供養塚

大正9年7月 発起人代表 半沢義之様他40名にて建立

機械のなかった時代、主な力仕事は牛馬に頼らなければならなかったが、開拓者たちはこうした動物に深い愛情をもって、共に農耕に汗を流した牛馬たちの霊を慰め、毎年9月宵宮祭の日に供養祭を行っている。

御神木

平成6年10月28日  江戸俊幸様・原重雄様・竹道登様・吉川ヨリ様・半沢康子様・半沢元久様・半沢統亜雄様・林ウメ様・佐藤義信様・白井清子様・荒川建設㈱様移植奉納

神社が昭和40年9月に現在地に遷座して後も、西町北20丁目の神社跡地で上手稲の歴史を見つめ続けて来た銀杏であったが、地下鉄の開通に合わせて北洋銀行が支店開設の運びとなり、平成6年9月24日移植安全祈願祭を斎行して奉納されました。今では秋になるとたわわに実をつけています。

土俵

平成17年9月 高橋紀幸様 四本柱奉納

昭和43年までは、例大祭(秋祭り)は9月17日に斎行されて来ました。この日は仙台藩片倉家が明治4年9月17日に故郷を出発した日との上手稲神社の古資料に基づいて決定されました(公式資料では9月7日でした)。しかし、昭和41年に9月15日が敬老の日として国民の祝日となり、小中学生が祭りに参加しやすいようにと昭和44年に9月15日に変更しました。その後平成15年から敬老の日が9月第3月曜日に移行したのに併せてお祭りを斎行しておりますが、現在でも男女を問わず多くの子供たちが技を競い、大きな歓声をあげています。

三角点(国土交通省国土地理院)

地上の三地点を頂点として測量する三角測量の基準となる点。

三等三角点 追分

北緯43度04分52秒
東経141度16分26秒
-101610,330m
-79476,103m
標高(札幌原標)62,428m

鎮守の森

植物は、水と太陽のエネルギーを利用して光合成によって酸素と炭水化物を作り出します。
地上の生物はこの恩恵なしでは生きて行けません。そしてたくさんの植物が育っている森は、雨水を蓄え、蓄えられた水は森の養分を十分に吸収し川から海へと流れ込み、海藻が茂り魚たちの生きる場が創られています。まさに森は、天と地を結び太陽と水によって命を育む源です。私たちの祖先は、そのことを体験の中から学び、自然を神と崇めて来ました。昔から神社の森は「鎮守の森」といわれ、神聖なものとして大切に保護してきました。学田山は、神々が宿り鎮まる森であり、いろいろな意味で私たちに恵みを与えてくれる森なのです。自然の中に神々を感ずる心を絶やすことなく森を守り、それを子孫に残して行きたいものです。